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介護職でも副業・ダブルワークはできる?収入アップのためのおすすめ副業や注意点を解説

こんにちは、けあむすび編集部です。

今回は、介護職の副業・ダブルワークについて学んでいきます。

笑顔の女性介護スタッフ

介護職でも副業・ダブルワークはできる?
収入アップのためのおすすめ副業や注意点を解説

介護職として働いているけれど、給料への不満や将来への不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。「本当はもっと稼ぎたい」、「働きながら専門性を磨きたい」など、働くことに対して悩みを抱えている方は少なくありません。

この記事では、介護職として働きながら副業やダブルワークを考えている方に向けて、副業の実態、目的別のおすすめ副業、メリット・デメリット、副業をするうえでの注意点を解説します。介護職の副業のリアルを知ることで、副業やダブルワークを考えるための一助にしてください。

介護職における副業・ダブルワークの実態

副業の文字とパソコン、その横に貯金をするイメージの人形

副業の目的は収入アップが最多 介護副業の実態とは

副業とは本業とは別に行う仕事のこと、ダブルワークとは2種類以上の本業を持っていることをいいます。昨今、本業としての仕事をしつつ、同業種や異業種で別の仕事をしているという方は珍しくありません。

介護職でも、副業やダブルワークは可能です。まずは、副業を取り巻く現状について簡単に知っていきましょう。

社会的には副業を推進していく流れあり

現在の日本では、社会的に副業を促進していく傾向にあります。2018年に厚生労働省「モデル就業規則」から副業禁止の規定が削除され、新たに「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が作成されました。

参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(令和4年7月改定)

裁判例においても、企業は労務提供上の支障がある場合や業務上の秘密漏えいがある場合などを除いて、「労働者が労働時間以外の時間をどのように利用するかは、基本的には労働者の自由」と解されています。

したがって、本業の職場で禁止されていなければ、従業員の副業は基本的に認められているのです。ただし、労働時間や秘密保持など、副業することによって注意しなければならない点が増えることには留意しておきましょう。

副業をする理由とは?

介護業界でも副業やダブルワークをしている人は少なくありません。副業をする理由として最も多いのは「収入アップ」のためです。趣味に使える副収入を確保したい、現在の収入では将来的に不安がある、生活するのにひとつの仕事だけでは不十分である、といった経済面を理由に副業を始める人が多くなっています。

そのほかにも、スキルアップ、自分が活躍できる場を広げる、時間にゆとりがある、副業で好きなことをしたいなど、さまざまな理由から副業を選択しているのが現状です。

もちろん、給料への不満や将来への不安から副業をする人もいますが、ポジティブな理由で副業を始める人も少なからずいるという点は注目すべきポイントでしょう。副業によって新たな知見が得られることで、視野が広がったりモチベーションがあがるなど、良い影響が出る可能性も大いにあります。新しいことへのチャレンジという点でも、副業は大きな意義を持っていると言えるでしょう。

介護業界は、副業容認率・副業受け入れ率ともに高い

2023年に実施されたパーソル総合研究所の調査によると、副業容認率・受け入れ率ともに年々上昇傾向が見られます。特に副業容認率の上昇率は高く、社会全体として副業を解禁する動きが拡大しています。

業種別の副業容認率では「医療、介護、福祉」が全業種中3位、副業容認率は70.4%でした。介護業界で働く人にとって、副業は比較的しやすいと言えるでしょう。同調査では、「医療、介護、福祉」業界の副業実施率は8.8%でした。

さらに、業種別の副業受け入れ率は「医療、介護、福祉」が45.4%で全業種中1位。副業先として受け入れられやすい業界でもあると言えます。

医療・介護・福祉業界で働きながら副業する人も、同業種・他業種からの副業で介護職を選ぶ人も多いことがわかります。介護職として働く人にとって、副業は身近な存在とも言えるでしょう。

参考:パーソル総合研究所「第三回 副業の実態・意識に関する定量調査」(2023年実施)

介護職向けのおすすめ副業・ダブルワーク業種

笑顔の女性介護スタッフが男性の乗る車いすを押している

介護職向けのおすすめ副業・ダブルワーク

介護士などの介護職として働く方にとって、おすすめの副業業種を紹介します。副業の選び方は、個人が何を重視するかによって異なります。この記事では、副業の目的を以下の3つに絞りました。

  • 介護のスキルや知識を活かして、別の会社などで介護職の仕事を掛け持ちしたい
  • 気分転換も兼ねて、介護職とはまったく異なる仕事をしたい
  • スキマ時間や趣味のスキルを活かして、在宅で仕事をしたい

それぞれに分けて、おすすめの仕事をご紹介します。

介護のスキルを活かした副業

「介護のスキルや知識を活かして、別の会社などで介護職の仕事を掛け持ちしたい」という方に向けて、介護のスキルを活かした副業をご紹介します。本業と別に介護職の仕事をする場合、副業の中で最も高単価・高時給が期待できます。

高齢者向けは、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど。障がい者向けは、障害者支援施設、グループホームなどで介護の仕事があります。訪問介護やホームヘルパーなども、介護職の副業として選ばれることが多い仕事です。

また、タイミー、クラウドケアのようなスポットバイトを活用した新しい働き方が浸透してきているのも特徴のひとつ。スポットバイトであれば、空き時間に合わせてスキルを活かした効率の良い働き方が可能です。

単発・スポットバイトとしての働き方については、以下のリンク先のページでも詳しくご紹介しています。ぜひあわせてお読みください。

介護施設の夜勤・日勤バイト

介護業界は副業受け入れ率が高いため、介護職として働いている方なら即戦力としてすぐに働き口が見つかるでしょう。短期間や単発の仕事を募集している施設で副業をする人も少なくありません。

介護施設では、日勤・夜勤と1日中人手が必要な状態です。特に夜勤は給与が高額な傾向にあり、身につけた介護のスキルを活かしてしっかりと稼ぐことができるのが特徴。すでに介護スキルを持っている人には、特におすすめの働き方です。夜勤専従者の場合は、空いている時間で日勤バイトの副業を行うのも良いでしょう。

訪問介護・ホームヘルパーのお仕事

訪問介護やホームヘルパーは、登録制のアルバイトとして働ける事業者が数多くあります。希望の曜日や時間帯を選んで働くことができるため、本業の合間に仕事ができるなど、自由度が高いのが特徴です。短時間での勤務や直行直帰が可能など、さまざまな条件があるので、好条件のところで働けば、効率的な収入アップが見込めます。

本業の出勤日数が少ない場合や夜勤専従者の場合には、日勤の訪問介護・ホームヘルパーとして働くことで、長時間勤務も可能です。

普段は介護施設で働きながら、空いた時間で訪問介護やホームヘルパーを行うのもおすすめ。介護の仕事でも異なる形態の事業所で働くことで、新たな知見が得られるでしょう。副業先で得たスキルや経験を、本業の仕事で活かすことも可能です。

訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事については、以下の記事でも解説しています。

家事代行サービス

家事代行は、高齢者やサポートが必要な利用者の自宅等に赴いて家事を代行する仕事です。

調理、掃除、洗濯などの日常生活における家事に加え、事業者によっては訪問先で介護を行う場合もあります。共働き夫婦世帯や高齢者世帯の増加に伴い、家事代行サービスの需要は拡大傾向にあります。

家事などの代行の内容や勤務時間については、依頼者と家事代行サービス業者との間で契約が行われるため、自分にできる範囲の内容の仕事を選ぶことができます。家事が得意、介護のスキルがあるなど、自分にできる内容の仕事を選んで働けるでしょう。

登録制の事業者であれば、家事代行サービス業者に登録・契約することで仕事がスタート。勤務できる日を申告することで、簡単にシフト管理や仕事選びができる事業者もあります。

介護や介助手伝いなどの仕事をする場合には、本業で培ったスキルを活かせるのが特徴です。家事と一緒に、介護や介助をお願いしたいというニーズは上昇傾向にあります。ただし、一般的な家事代行サービスでは、基本的に介護や介助サービスを提供できません。そんな家事代行サービスで対応できないようなご依頼を、クラウドケアにご相談いただくケースも増えてきています。

以下の記事でも介護や福祉業界での働き方についてご紹介していますので、参考になれば幸いです。

気分転換できる!介護以外の副業

本業で介護職をしていると、別の仕事がしたくなる人も多いのではないでしょうか。「気分転換も兼ねて、まったく異なる仕事をしたい」という方には、副業として介護職以外の職種にチャレンジするのもおすすめです。

介護職以外に、副業として人気のある職種をご紹介します。普段働く場所とは印象の異なる環境で働くことで気分転換になり、本業にも一層身が入るかもしれません。

飲食業

カフェ、レストランなどの接客業は、副業受け入れ率が業種別2位と高い傾向にあり、副業として選択しやすい職種です。地域を問わず求人も多くあるため、仕事を見つけやすい点も特徴。スキマバイトアプリなどでも求人が多いジャンルのひとつです。

飲食業はシフト制を採用していることが多く、本業の合間やスキマ時間に働きやすい業界でもあります。ランチ・ディナー・深夜などに時短勤務をするのも働き方のひとつ。キッチンで働けば、調理スキルも身につけられます。また、介護職で培ったコミュニケーション能力を活かすうえでも適した職場と言えるでしょう。

また飲食業同様、販売や受付などの接客業を選択肢に入れてみるのもおすすめです。

事務職

普段は人と接することが多いけれど、たまには黙々とひとりで作業がしたい人には事務職がおすすめです。もちろん、人と接する機会を求めている方にとっても事務職は適しています。事務職は、データ入力、窓口事務、営業事務などの内容が幅広いのが特徴です。仕事内容によって人との接触や必要なスキルも異なるため、自分に合った仕事内容を選ぶのがポイントです。

アルバイトのほか、業務委託などでも求人があり、勤務時間や勤務日数なども求人内容によって大きく異なります。条件に合う企業を見つけられれば、効率よく働くことができるでしょう。

スキマ時間や趣味のスキルを活かした在宅ワーク

「スキマ時間や趣味のスキルを活かして、在宅で仕事をしたい」場合には、在宅ワークがおすすめです。テレワークの普及によって、在宅ワークの職種や求人も多くなりました。種類や必要なスキルは、各求人によって異なるため、自分の得意なことやスキルを活かせる仕事を選ぶことがポイントです。

データ入力

在宅ワークの求人でも多いのがデータ入力です。1件あたりの単価×作業数で報酬が決まる仕事であれば、仕事(作業)をした分だけ収入にすることができます。1件あたり数分でできる作業も多いため、スキマ時間で作業しやすいのが特徴です。

出勤せずに、ひとりで黙々と作業ができるのもポイントのひとつ。自宅でも空き時間を有効に使いたい場合、副業のためのまとまった時間を確保するのが難しい場合、数分~数時間のスキマ時間を活用して少しでも稼ぎたい場合にはおすすめの仕事です。

ライティング

ライティングは、依頼を受けてコラムや記事などの文章を書く仕事です。介護・医療系コラムの執筆など、介護の専門知識はWebライティングで活かせます。特に有資格者はニーズが高く、報酬も高め。文章を書くことが得意ならおすすめのジャンルです。

働き方としては、登録ライターとして特定の企業から依頼を受けて執筆するほか、クラウドソーシングサービスを利用して、単発・継続の仕事を受注することもできます。

動画編集・SNS運用

趣味やプライベートで動画編集やSNS運用を経験したことがあれば、それを仕事にすることもできます。

動画編集は、企画に合わせて撮影された動画に、テロップを付けたり、効果音を挿入したりして、1本の動画として完成させるもの。未経験でもできる求人もありますが、すでに動画編集スキルがあれば高単価での契約も可能です。

SNS運用は、企業等のSNSアカウントの投稿コンテンツ作成、コメントへの返信、スケジュール管理などを代行する仕事。SNSが好きな方やクリエイティブな仕事に興味がある方には適した仕事と言えるでしょう。

動画編集やSNS運用は、求人内容や募集条件もそれぞれ。スキルや条件に合う方は、得意なことを活かせる副業として検討してみてはいかがでしょうか。

ハンドメイド作品の販売

趣味で作った雑貨などのハンドメイド作品を販売して収益を得ることもできます。通販サイトも数多くあるため、自分の得意なことを活かして収入につなぐのもひとつの手です。作品のジャンルは、アクセサリー、小物、子ども用グッズなど、売れるものであれば内容は問いません。ただし、売れない場合は収益が得られないため、宣伝活動やハンドメイド作品に適したフリマサイトを活用するなど、工夫することが必要です。

介護職が副業をするうえでのメリット・デメリット

介護職が副業をするうえでは、メリットもあればデメリットもあります。副業を検討しているなら、メリット・デメリットの両方を知り、きちんと準備してから仕事探しを始めましょう。

介護職が副業をするメリット

介護職が副業をすると、収入面はもちろん、スキル面でもさまざまなメリットがあります。実際にどのようなメリットがあるのか解説します。

収入が増える

副業を始める動機として最も多いのが「収入アップのため」。働く日数や時間が増えることで、全体収入を増やすことが可能です。収入が上がれば、生活費の足しになるほか、趣味に使えるお金が増えるなど、経済的な面で大きなメリットがあります。

業務経験を積める

特に、本業とは別に介護職として副業をする場合は、副業での経験を活かしてスキルアップができます。専門的なスキルアップができるのはもちろん、異なる施設形態の介護職として働くことで、幅広い介護の知識が得られるうえ、他の業界の実情を知る機会にもなります。

知見が広がることで、セカンドキャリアの選択肢が広がるかもしれません。

介護以外の仕事を経験できる

介護職以外の副業をした場合、別業界での知見を広げることができます。他の業界を見ることが良い刺激や気分転換になることもあるでしょう。

介護職以外の仕事を副業とした場合には、まったく異なる世界を知るきっかけにもなります。新しい発見やコミュニケーションスキルが向上することで、それらを本業に活かすこともできるでしょう。

介護職が副業をするデメリット

副業をするには、メリットがある一方で、デメリットがあることも知っておきましょう。デメリットを事前に知っておくことで、ミスマッチや後悔を減らすことができます。

体力的・精神的に負担がかかる

副業やダブルワークでは、本業以外に仕事をすることになるため、体力的にも精神的にも負担が大きくなります。当然ながら休みが少なくなるため、体力やメンタルの回復が十分にできなくなる可能性があります。

体調を崩して本業自体がままならなくなるケースもあるでしょう。副業のせいでダウンしてしまっては元も子もありません。無理のない範囲で取り組むことは、副業の大前提だと覚えておきましょう。

シフトの調整が難しい

2か所以上の職場で働いている場合、シフトの調整が厳しくなることがあります。本業の空き時間・スキマ時間を見つけて働けるのはメリットでもありますが、副業先の希望に合わない場合は、こちらの希望の働き方やシフトが通らない可能性もあります。希望通りのシフトに入れてもらえず、思っていたよりも収入が低くなる可能性もあります。

特に本業が固定給でない場合は、スケジュール管理が大変になるので注意が必要。シフト調整に頭を悩ませる必要がない点は、副業選びにおいて重要なポイントです。

介護職が副業・ダブルワークをする際の注意点

付箋に描かれた電球のイラストとPointの文字

介護副業・ダブルワークの注意点

副業をするうえで、さまざまな注意点があります。軽い気持ちで副業を始めた結果、あとからトラブルや後悔がないように、事前に注意点を把握しておきましょう。

就業規則を守る

社会的には副業促進の流れが進んでいますが、職場によっては社員の副業を禁止しているところもあります。副業の可否は、所属会社の就業規則に定められていますので、まずは就業規則上副業ができるかどうかを確認しましょう。

副業・ダブルワークは、知識や情報流失リスク管理のための同業他社での副業を禁止している企業もあります。禁止されているにもかかわらず、副業していることが判明した場合、就業規則に従って解雇などの罰則が科されることもありえます。副業を検討している場合は、第一に本業の就業規則を確認・守ることを忘れないようにしてください。

住民税の徴収方法を決める

住民税は給料天引きの特別徴収と、自ら納める普通徴収の2種類の納付方法があります。2か所以上で働く場合は、住民税の徴収方法をどうするのか決めておきましょう。

会社員は勤務先の会社が年間所得をとりまとめて住民税を納税するため、特別徴収が基本です。副業を含めた所得を申告することで、本業の会社経由で特別徴収を選択できます。

一方で、副業の確定申告の際に、住民税の納付方法を選択することも可能。ここで普通徴収を選ぶと、副業分の住民税を普通徴収で納付できます。

確定申告を行う

本業のほかに収入がある場合は、確定申告を行う必要があります。副業で収入を得る場合、副業の年間収入が20万円を超えると課税対象となり、確定申告が必要です。きちんと申告しないと、延滞税や加算税が課されることもありますので注意しましょう。

※具体的な手続きや個別の状況については、お住まいの自治体や税理士などの専門家にご相談ください。

条件を満たした場合は社会保険に加入する

本業であれ副業であれ、条件を満たした場合は社会保険に加入しなければなりません。副業だから入らなくて良いわけではない点に注意しましょう。なお、ここでいう社会保険とは、健康保険、介護保険(40歳以上)、厚生年金保険、雇用保険、労災保険を指します。シフトや勤務時間を考える際には、社会保険についても考慮しておきましょう。

社会保険の加入義務があるのは、フルタイムで働く場合、週の労働時間が正社員(フルタイム)の4分の3以上、月の労働日数が正社員(フルタイム)の4分の3以上のときです。

パート・アルバイトなど短時間労働者は、次のすべての要件を満たすと、社会保険の加入対象になります(2025年時点)。

  • 従業員が51人以上の企業などで働いている
  • 週の勤務時間が20時間以上
  • 月額賃金が88,000円以上
  • 2か月を超えて雇用される見込みがある
  • 学生ではない

これらの加入条件を満たす場合、本業でも副業でも社会保険に加入する必要があります。勤務先が複数ある場合、上記の条件を満たすとそれぞれの勤務先で社会保険に加入するケースもありえます。実際の取り扱いは勤務形態や収入の状況によって異なるため、勤務先の担当部署や年金事務所、社会保険労務士などの専門家にご相談ください。

体調管理・スケジュール管理をしっかり行う

本業に支障が出ないように、体調管理はきちんとしておくことが大切です。副業をするうえでのデメリットで紹介した通り、副業は体力的・精神的に負担がかかるうえ、スケジュール管理が煩雑になりがちです。副業が原因で体調を崩してしまい、本業の収入が減ってしまう可能性もあるでしょう。
副業をする場合は、本業の質を下げないことが大前提。本業とのバランスを取りつつ、無理なく続けられる範囲で副業に取り組みましょう。1日の睡眠時間、休息日の確保などは意識的に行うことが大切です。

副業の話を本業の職場でしない

副業している場合は、むやみに職場の人に副業の話をしないことが大切です。特に、介護職は個人情報の取り扱いが多い職種のひとつ。秘密保持、情報の持ち出しなどの点で、より一層の注意が必要です。社外秘情報の取り扱いや情報漏えいなど、倫理的な観点からも注意しましょう。別の職場の話を持ち込まないよう、日頃から心がけておくことが肝心です。

また、副業と本業の両立に対して、否定的な見方をする人もいるかもしれません。本業に支障が出ない範囲で副業に取り組むために、周囲の人への配慮も大切です。副業の話は、必要最低限(上司への報告等)に留めておくとよいでしょう。

副業をしていることを会社に知られたくない場合は?

別の会社で副業をしている場合、所属している会社にそのことを知られてしまうのではないかと心配に思う方も少なくありません。なかには、副業をしていることを、本業の会社に言いたくない方もいるでしょう。

まず前提として、副業をしていたことが知られたとしても、それだけで懲戒処分になることは原則ありません。国としても副業を促進しているなど、副業自体は悪いことではないからです。ただし、以下の場合は、副業の禁止や制限、場合によっては懲戒処分が行われる可能性があります。

  1. 労務提供上の支障がある場合
  2. 企業秘密が漏洩する場合
  3. 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
  4. 競業により、企業の利益を害する場合

参考:厚生労働省労働基準局監督課『モデル就業規則』第14章第70条

また、会社の副業規定があれば、それに沿って対応する必要があります。会社の就業規則で「副業禁止」と定められている場合、原則として副業が認められません。

副業をしている場合、収入の増加によって住民税の金額が変わり、そこから職場に副業が知られてしまうケースがあるでしょう。副業に気付かれたくないときは、住民税の徴収方法を「普通徴収」に変更することで、会社に知られるリスクを減らせる可能性が高まります。ただし、自治体によっては普通徴収が認められない場合もあるので注意が必要です。

また、副業先で社会保険に加入した場合、保険料の按分計算により、本業の会社の労務部署が副業をしていることに気付く可能性があります。会社に副業を知られないように策を講じることはできますが、どれも完全に隠し通せるものではないことを知っておいてください。

まとめ

収入アップやスキルアップなどのために副業を行う人は少なくありません。国としても、副業や兼業を促進しています。特に介護業界は、副業容認率・副業受け入れ率ともに高く、副業しやすい業界と言えるでしょう。

副業の種類としては、本業と同じ介護業界はもちろん、飲食業や事務といった別の業界の仕事、在宅ワークなど、さまざまな種類があります。副業によって何を得たいのか、目的に応じて副業先を選ぶことをおすすめします。

副業をするうえでは、収入アップ、スキルアップ、違う仕事を体験できるといったさまざまなメリットがある一方で、体力的・精神的な負荷の増大、シフト調整の難しさがあるなどのデメリットもあります。副業をする場合は、メリットとデメリットの両方を知って、よく検討したうえで始めましょう。また、副業では確定申告や社会保険の加入の必要が生じる場合があるため、注意が必要です。どの場合であっても、無理せずに続けられることをポイントに副業選びをしましょう。

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また、月1日、1時間でも働ける柔軟性もポイント。エリア内であれば地域や日時を選んだ勤務も可能です。単発、スポット、夜勤、長期など、自分の都合に合わせて働きやすいのもクラウドケアの特徴です。スマホ・パソコンから簡単にヘルパー登録が可能。副業として介護の仕事をお探しの方は、ぜひクラウドケアをご検討ください。

 

 

けあむすびでは、介護副業をしている方々の声やインタビューも紹介されていますので、ぜひあわせてお読みください。