こんにちは、けあむすび編集部です。
今回は、お母さまの介護をきっかけに介護保険外の自費訪問介護サービス「Crowd Care(クラウドケア)」を利用した青木さま(仮名)にインタビューを行いました。
介護保険外の自費訪問介護サービスの利用事例として、公的介護保険との使い分けや、実際に利用してみた感想をお聞きしました。

申請・調整の空白期間を支えた自費介護
【介護保険外の自費訪問介護サービス 利用事例 18】
行政手続きや受け入れ先探しに追われるなか、保険外サービスの利用を決意
ーー青木さんについて教えてください。
母が2024年末ごろに別の県から私の自宅へ来ることになり、そこから介護の体制を大きく切り替える必要がありました。住む場所が変わると、介護保険証の発行元も変わるため、ケアマネジャーや利用するサービスも基本的にすべて入れ替えになります。
まずは区役所や地域の介護センターで引っ越し先でも介護サービスを利用できるようにするための手続きを進めました。
時期が年末年始に重なっていたこともあり、手続きには通常より時間がかかりましたね。
公的保険の介護サービスについては、まず地域のケアマネジャーに相談しながら、施設入居ができるよう調整を進めました。
ただ、施設にもすぐに入れるわけではなく、空き状況の都合もあって、長期間の受け入れ先はなかなか見つかりませんでした。
最終的には5月ごろに本入居が決まり、それ以降は入居先の施設のケアマネジャーに引き継いでいただきました。それまではショートステイを利用しながら、状況によっては自宅で介護をしていました。
私はもともとリモートワークだったので、仕事を続けながら介護もしていました。会社には事情を伝えて、途中で抜けたり中断したりしながら、就業時間を調整して対応していた状況です。
ーー介護保険外の自費訪問介護サービスを利用するまでの経緯を教えてください。
母が自宅に来たあと、施設への入居先が決まるまでのあいだ、まずはショートステイを利用しながら過ごそうと考えていました。
ただ、施設もショートステイもすぐに入れるものと思っていたのですが、実際にはそうではなく、入居までにはかなり時間がかかりました。
施設は5か所に申し込みをしましたが、なかなか決まらず、数週間ほどで入れるだろうと思っていたので、ここまで時間がかかるとは思っていませんでした。
ショートステイ先もすぐには決まらず、その間の調整にはとても苦労しました。
そうしたなかで、年末年始の休暇が終わり、私の仕事も始まってしまい、どうしても自分が外出しなければならない場面がありました。区役所へ申請に行く用事だったと思います。
外出時は、母を連れて行ける場面ばかりではなく、自宅で留守番をお願いしなければならないこともありました。
そのときに、介護保険外のサービスが必要だと感じました。
クラウドケアを知ったきっかけは、親類からの紹介です。私の状況を伝えたところクラウドケアというサービスがあることを教えてもらいました。いくつかの会社に問い合わせをしましたが、年始すぐの時期だったこともあり、なかなか返答がないところもありました。そのなかで最初に連絡をもらえたのがクラウドケアで、利用につながりました。

どうしても人手が足りないタイミングで見守りや生活支援を依頼
ーークラウドケアではどんなご依頼をされているのですか?
最初にお願いしたのは、私が区役所などへ手続きに行くあいだの見守りです。
時間は180分だったと思います。母を連れて行けない用事のときに、自宅で留守番をしてもらう必要があって依頼しました。
その際は、必要なことを一通りやっていただきました。見守りだけではなく、お願いしていた食事の準備や話し相手にもなっていただき、とても助かりました。
現在、母は施設に入居していますが、通院時の付き添いや、本人が外出しなければならない場面では、今後もこうした介護保険外サービスをお願いすることがあると思っています。以前、外出時に母の自立が難しくなっていると感じたことがあり、転倒しそうで怖かったので、そういうときには介護の人が一緒にいてくれる安心感は大きいですね。
ーークラウドケアを利用してみていかがでしたか?
来てくださった方が経験豊富だったので、すごく頼りになりました。
依頼させていただいた内容はきちんとやっていただけましたし、事前に必要なものについても連絡をもらえていたので、安心してお願いすることができました。
また、自宅の様子から、今後自宅で介護するために必要になるものや部屋のレイアウトなど助言もいただけたのが印象的でした。
母とのコミュニケーションという点では、母は初めて会う人には緊張しやすいのですが、機転を利かせながらにコミュニケーションを取っていただけたので、自然に過ごせたと思っています。
自分がどうしても行けないときはまたお願いしたいと思える内容でしたし、実際に「こういうときに頼れる人がいる」というのはとても心強いと感じました。
そういえば、ある日、母を連れて病院に行った際、クラウドケアのヘルパーさんが別の利用者さんの通院付き添いで来られていて、偶然お会いしたことがありました。
そのときに、自費介護サービスはさまざまな方に利用されているのだと感じました。
急な介護の変化を支える、もうひとつの選択肢
青木さんのお話からは、急な介護環境の変化のなかで、公的介護保険サービスの手続きや調整を進めながら、ご家族がビジネスケアラーとして仕事と介護を両立していく大変さが伝わってきました。
介護保険サービスだけではすぐに対応が難しい場面や、ご家族がどうしても手を離せないタイミングにおいて、介護保険外の自費訪問介護サービスが支えのひとつになっていることも印象的でした。(けあむすび編集部・高橋)