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短時間・リーズナブルに頼める自費介護とは?障がい当事者が語るリアルな活用法【介護保険外の自費訪問介護サービス 利用事例 17】

こんにちは、けあむすび編集部です。

今回は「短時間でリーズナブルに利用できる自費介護サービス」を探し、介護保険外の自費訪問介護サービス「Crowd Care(クラウドケア)」を利用する大小島さんにインタビューを行いました。

介護保険外の自費訪問介護サービスの利用事例として、障がい福祉サービスとの使い分けや利用した感想をお聞きしました。

女性介護ヘルパーに介助を受ける男性

「短時間でリーズナブル」に頼める自費介護ヘルパーを探して
【介護保険外の自費訪問介護サービス 利用事例 17】

まとめて頼める安心感。自費介護サービスという選択

― 大小島さんについて教えてください

 

生まれつき脳性まひがあって、身体障害者手帳は1級です。
体はね、思うように動かないところが多いんですよ。小さい頃からずっと車椅子生活です。今は一人で暮らしています。

できないことや手間がかかることも多いですが、自分でできることはできるだけ自分で行うようにしています。外出もだいたい一人ですよ。
車を運転してスーパーに行ったり、銭湯に行ったり、病院にも行きます。
病院では「どうやって来られたんですか?」なんて驚かれることもありますけどね(笑)。
後部座席からうまく乗り込めば、車椅子も自分で積めるんです。慣れたもんですよ。

居住している区の制度を利用していて、上限はありますが、自費介護にかかる費用を立て替えてもらえる仕組みも活用しています。
制度を使いつつ、自分では難しいところ、ちょっと手を貸してもらえれば楽になるところは、自費の訪問介護サービスにお願いしています。
全部じゃないんです。ほんの少し支えてもらうだけで、暮らしはずいぶん違いますからね。

 

ー自費の訪問介護サービスを利用するまでの経緯を教えてください。

 

わたしには介護保険制度も使う資格がありますが、障害者福祉制度を使用しています。
というのは、介護保険は身体介助と生活介助に分かれていて、家事などの介助をしているときにトイレに行きたくなっても、分野違いで介助してもらうことができません。
特に、生理現象は待つことが難しいですが、身体介助の時間が来るまで我慢を強いられることになってしまいます。
また、自分以外の調理を頼むこともできないそうです。
わたしの知り合いは介護保険に移行したら、外出できなくなったので、障害者支援に戻したと言っていました。
細かい制約が多いので、自由度の高いほうを選択しているわけです。

ルールがあるのは分かるんですが、その都度「これはできる」「これはできない」と確認しながらお願いすることに、正直なところ煩わしさを感じていました。

私は、何もかもやってほしいわけじゃないんです。
自分でできることは、自分でやりたい性分なんですよ。
でも、どうしても手が足りないところはある。そういうときに、あれはダメこれはダメと言われずに、「じゃあ今日はこれをお願いします」とまとめて頼めるほうが気が楽なんです。

洗濯なら、洗濯機に放り込んで回すところまではできます。
でも、取り出して外に干すのは大変ですね。
料理も、電子レンジくらいなら使えますけど、包丁はちょっと怖い。手が思うように動きませんから。自分を料理しちゃうかもしれない(笑) 
だから、買ってきた野菜を切ってもらったり、下ごしらえをお願いしたりしています。
ほんの少し手伝ってもらうだけで、ずいぶん生活が楽になるんですよ。

長年障がいとともに生活してきた経験から、ヘルパーさんとの付き合い方も自分なりに考えています。
初めて来る方には、「いつもご自分の家でやっているようにやってください」と言うんです。そのうえで、「ここだけはこうしてもらえると助かります」とお願いする。
人によって洗濯物の干し方も違えば、野菜の切り方も違う。それを見るのもなかなか面白いものですよ。「なるほど、そうやるのか」と勉強になることもあります。

気張らず、お互い気持ちよく。そんな感じで、自費の訪問介護サービスをうまく使わせてもらっています。

隔週60分が、ちょうどいい支えに

洗濯物を干す女性介護ヘルパー

「 気張らず、お互い気持ちよく。そんな感じで、自費の訪問介護サービスをうまく使わせてもらっています」と語る大小島さま


― クラウドケアではどんなご依頼をされているのですか?

 

今は、隔週で60分お願いしています。
うちの近くに住んでいるヘルパーの方を指名して利用しています。やってもらうのは、だいたい家のことですね。洗濯物を干してもらったり、取り込んでもらったり、
ちょっとした掃除とか、野菜を切ってもらったり。
「あとちょっと手があればなあ」というところをお願いしています。

クラウドケアを利用することになったのは、実は最近引っ越したからなんです。
以前は住んでいた地域にあった便利屋さんにお願いをしていましたが、引っ越し後も同じ方に来てもらおうとすると、1時間7,000円ほどとかなり高額になってしまったんです。それは難しいなと。

知り合いの紹介で、普段はガイドヘルパーをしている方にも副業で毎週月曜日に60分ほど来てもらっているんですが、それだけだとやっぱり足りなくてね。
それで、気軽に頼めるところはないかと探して、クラウドケアを見つけました。料金がほかよりも利用しやすかったのが決め手でしたね。

 

― クラウドケアを利用してみていかがでしたか?

 

今まで3人のヘルパーさんとマッチングしましたがどなたも良いひとで助かりました。
皆さん仕事もきちんとやってくれますし、話していても面白いです。
サービスが終了したあとに事務局へ送る感想でも「満足度100%」とお伝えしていますね。

「今日はこれとこれをお願いします」と言えば、わりと柔軟に対応してくれる。
細かい線引きを気にしなくていいのが、やっぱり楽ですね。自分の生活のペースに合わせて頼めるのも助かっています。

何でもやってもらうわけじゃないんです。自分でできることは自分でやる。でも、無理なところは無理をしない。そこだけ手伝ってもらう。
このやり方が、今の自分にはちょうどいいんですよ。その点、60分から頼めるのは助かりますね。

これからも、使える制度は使いながら、無理せず、自分のペースで暮らしていけたらいいなと思っています。

「必要なときに必要な支援を選ぶ」自分らしい暮らし方を大切にされている大小島さん

洗い物をする女性介護へルパー

「何でもやってもらうわけじゃないんです。自分でできることは自分でやる」と語る大小島さま

今回のインタビューは、終始あたたかく、笑いの絶えない時間となりました。
大小島さんはとても気さくで、お話を伺っているこちらが元気をもらうようなひとときでした。
制度のことも、ご自身の工夫も、ユーモアを交えながら語ってくださいました。
「必要なときに必要な支援を選ぶ」その柔軟な選択をされている点が印象的でした。

サービス終了後には車に乗ってお出かけされた大小島さん。車に乗る様子も見せてくれました。(編集部:高橋)

障害のある男性が車のドアを開ける

1.後部座席を開ける大小島さま

後部座席に乗り込む男性

2.身体を寄せ、後部座席に乗り込みます

車椅子を積む男性

3.車椅子もご自身で積む大小島さま

運転をする男性

4.そこから運転席へ。スーパー、銭湯、病院などへは運転をして出かけます

 

運営:クラウドケア

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