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“ありがとう”の言葉を力に。介護を通じて、自分が好きな自分を、見つけてほしい【介護保険外の自費サービス ヘルパーインタビュー#5】

こんにちは、けあむすび編集部です。

今回は、介護保険外サービス「Crowd Care(クラウドケア)」で、ヘルパーとして活躍をする竹内さんにインタビューを行いました。

竹内さんが、介護の道へ進むこととなったきっかけや、働きがい、大事にされていることなどをお聞きしました。

“ありがとう”の言葉を力に。介護を通じて、自分が好きな自分を、見つけてほしい

“ありがとう”の言葉を力に。介護を通じて、自分が好きな自分を、見つけてほしい
【介護保険外の自費サービス ヘルパーインタビュ#5】

▼前回のヘルパーインタビューはコチラ▼

小さな一歩から始まった介護キャリア

── 竹内さんが、介護の仕事に興味を持ったきっかけを教えてください

私はもともと、介護の業界ではなく、事務職で、デスクワークをやっていました。
その後、接客をやってみたいと思い、スーパーのレジや、デパ地下で働いていました。
デパ地下では、平日の午前中など、いつもいらっしゃる方とお話しをしたりして、コミュニケーションが取れるんです。
ある日、目の前でお客さまが転倒されてしまいました。
私はとても慌ててしまったのですが、スタッフと連携しながら、なんとか介抱することができたんです。
「あなたの前で倒れてよかった」と感謝された瞬間、胸が熱くなったんです。
それが、人のために役立つ仕事がしたいと強く思ったきっかけでした。
専門的な知識があれば、もっと助けられたかもしれない。
そう考えて、介護の道を志しました。
他の方からすると、少し変わったきっかけだったかもしれません。

 

── 介護のキャリアはどのようにスタートしましたか?

最初は有料老人ホームに勤めました。
でも子育てとの両立を考えて、訪問介護に転職しました。
スタッフは子育て世代と親の介護世代が半々で、私も6年以上続けました。
ただ、働き手が減り、休みがないほど忙しくなって……。メンタル的にも限界を感じ、一度介護の現場を離れることになりました。

 

── 介護を離れた後は、どのような仕事をされていたのでしょうか。

単発派遣の仕事などを経験しました。
けれど、心の奥底では「やっぱり介護が好き」という気持ちが消えなかったんです。
「ありがとう」と言われたときの喜び、それが忘れられなかったんですね。

「やっぱり介護が好き」。介護の仕事の喜びにあふれる竹内さん

「やっぱり介護が好き」。介護の仕事の喜びにあふれる竹内さん

自分らしい介護を求めて、クラウドケアへ

── クラウドケアを知ったきっかけを教えてください。

もともと介護保険外のサービスに興味がありました。
かなり前ですが、テレビ番組で、自費介護サービスの存在を知り、「こんなふうに利用者の希望に寄り添える仕事があるんだ」と思ったんです。
その後、時間が経ちましたが、クラウドケアを知り、すぐに登録しました。

 

── クラウドケアで働く魅力はどんなところですか?

介護保険の枠に縛られないので、本当に利用者さんがやりたいことに寄り添えるんです。
たとえば、冠婚葬祭や、お墓参り、旅行の付き添いなど、通常の介護ではできないサポートができる。
「こういうサービスを待ってたのよ」って言ってもらえると、本当にやりがいを感じます。

 

── クラウドケアで特に印象に残っている出来事はありますか

披露宴で新婦のおばあさまの車いす介助を担当したときのことですね。
式場で初めてお会いしたにもかかわらず、ご家族みんなに温かく迎えられて。
「長生きしてよかった」と涙ぐまれる姿に、私も胸がいっぱいになりました。
それから、披露宴での付き添いのお仕事を多く受けるようになりました。

非日常の中で、感動の瞬間を共有できるのが、介護の醍醐味

非日常の中で、感動の瞬間を共有できるのが、介護の醍醐味

「ありがとう」を力に変えて。非日常の感動が、次の力になる

──竹内さんが 介護のお仕事をする上で、大事にされていることを教えてください。

やっぱり、「ありがとう」と言ってもらえることです。
そして、「私が来たから大丈夫」と相手に安心してもらうこと。
専門的な知識や技術はできて当たり前。そのうえで、心から相手に寄り添えるかどうか。
まずは自分自身を大切にして、自分を好きになって。
そうでなければ、相手にも本当の安心感を与えられないと思っています。

 

── 最後に、メッセージをお願いします

介護の現場で、日常の中に、非日常の感動を見つけ続けたいと思っています。
「この仕事をしてよかった」と思える瞬間を、これからも積み重ねていきたいですね。
私は、クラウドケアを通じて、毎回感動をいただいていると感じます。
その体験があるから、次につながっている。

日常だけだと、どうしても人間は、希望がなくなってしまう。
非日常の経験をすると、喜びの気持ちって、残るんですよね。

介護は、ひとに接する中で、喜びを与える仕事だと思うんです。
だからこそ、自分自身が満たされていないと、いけない。
自分を磨き、自分を好きになってください。まずは自分を大切に。
自分が好きな自分を、見つけてください。

自分が好きな自分を、見つけてほしい、と語る竹内さん

自分が好きな自分を、見つけてほしい、と語る竹内さん

竹内さんが選んだ道は、技術や知識だけでは語れない、「心」を軸にした介護でした。
「ありがとう」の言葉を原動力に、日常にも非日常にも寄り添う。
そんな竹内さんの歩みが、これから介護を目指す人たちの大きなヒントになると、感じました。
笑顔で介護に向き合う竹内さんの、これからのご活躍を応援いたします。
(聞き手:けあむすび編集部 亀割)

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