こんにちは、けあむすび編集部です。
今回は、介護保険外サービス「Crowd Care(クラウドケア)」で、ヘルパーとして活躍をする塩澤さんにインタビューを行いました。

【介護保険外の自費サービス ヘルパーインタビュー#12】
塩澤さんは、インテリアデザインや訪問マッサージ、地域活動など多彩な経験を活かしながら、介護保険外ヘルパーの道を歩んでいます。
「人とつながることが、私の原動力なんです」と語る塩澤さんに、これまでの歩みと、介護保険外サービスで見つけたやりがいを伺いました。
- まちづくりからマッサージ、そして介護へ。「人と関わること」がずっと好きだった
- その人の「好き」や「らしさ」に、そっと寄り添える働き方
- 大切にしているのは、「楽しく・らしく・楽に」
- 「自分の“好き”が、誰かの役に立つ」よろこび
まちづくりからマッサージ、そして介護へ。「人と関わること」がずっと好きだった
——はじめに、塩澤さんのこれまでのキャリアを教えてください
もともとは、インテリアや空間デザインの会社で仕事をしていました。
カラーコーディネートや照明、ディスプレイなど、オフィスづくりに関わるいろんな仕事をフリーで受けていたんです。
そこから、知り合いの紹介で訪問マッサージに関わるようになりました。
最初は、受付のつもりで手伝いに行ったのが、いつの間にか、20年も訪問マッサージを続けることになっていました(笑)
——地域活動も長く続けられているんですよね
はい。15年ほど前から、行政とも連携しながら、防災や子育て、高齢者支援など、地域のさまざまな活動に関わってきました。
写真やクラフト、アルバムづくりなどを通して、誰もが気軽に立ち寄れる居場所をつくっています。
小さなお子さんからご高齢の方まで、月に一度ふらっと集まれる場所があったらいいな、という想いから始めました。
写真って、ただ飾るだけじゃないんです。現像された“紙の写真”を見ると脳が反応するって言われています。
子どもたちが“自分の写真”を見て笑顔になったり、お年寄りが“思い出”を語り出したり、魔法みたいな瞬間があるんです。手を動かすと、こころも動くのですよね。
――こちらは、塩澤さんのクラフトのひとつ。
木のぬくもりを感じるボードに、季節の草花や木の実などをそっと飾って、世界にひとつだけの写真フレームを作ります。
チェキ写真を真ん中に添えれば、思い出がよりやさしく心に残る、温もりのある作品に仕上がります。

——とても素敵ですね。そのような活動をされてきた塩澤さんが、クラウドケアにヘルパーとして応募されたきっかけは何だったのでしょう?
その地域活動をしている中で、クラウドケアで働いている方と出会ったんです。
「こんなサービスがあるよ」って教えてもらって。
それと、ここ数年で両親を見送ったことが大きかったですね。
すごく近くに住んでいたのに、もっとできたことがあったんじゃないか、という後悔があって。
介護の仕事を通して、誰かに寄り添えたらと思うようになりました。
——介護の世界に入ることに、不安などはなかったのでしょうか。
実は少し不安でした。介護ははじめてだったので。
でも、クラウドケアはご利用者さんの希望に合わせて柔軟に支援できると聞いて、私にもできるかも、と背中を押されました。

私にもできるかも、と語る塩澤さん
その人の「好き」や「らしさ」に、そっと寄り添える働き方
——実際に介護保険外へルパーの仕事を始めてみて、いかがですか。
とても楽しいです。ご利用者さんと本当に近い距離で関われるんですよね。
“今、この方が求めていること”に応えられるのが嬉しくて。
私は、クラフトワークショップを主催しているので、たとえば「キーホルダーを一緒に作りたい」というリクエストがあったときは、地域活動での知識を活かして、「こんなふうにできるんですよ」と提案できるんです。それがとても楽しいな、と思いますね。
——こちらも、塩澤さんのクラフトのひとつ。『ハギレ革でつくるSDGs キーホルダー』
色々な革や布のハギレを使って、世界に一つだけのオリジナルキーホルダーをつくります。
お好きな生地を選んで挟んだり、お花やパーツを選び、可愛く仕上げます。

——クラウドケアの柔軟な仕組みも、働きやすさにつながっていますか?
はい。クラウドケアは、いわゆるマッチングなので、相性が合えば自然と続くし、無理がない。
1時間の中で掃除をして、ちょっとお話をして、写真や工作もできる。
そんな自由度の高さがありがたいです。
訪問介護の1時間を、掃除だけで終わらせず、その方が笑顔になる時間にしたいんです。

その方が笑顔になる時間にしたいと語る塩澤さん
大切にしているのは、「楽しく・らしく・楽に」
——塩澤さんが介護の仕事をする上で、大切にされていることを教えてください。
“その人らしさ”を大事にしたいです。
例えば、ご家族には言えないことを、私にはポロッと話してくださることもあるんですね。
その瞬間に、その方らしい空気がふっと生まれる。私は、その時間を一緒に感じたいと思っています。
モットーは、「楽しく・らしく・楽に」。
いつも楽しく、その人らしく、でも、気負わずラクに。これを大事にしています。
——とてもあたたかい関わり方ですね。
支える、というより、ともにつくる時間を過ごしたいんです。
できなくなったことがあっても、まだできることがあるって思ってもらえるように。
誰もが我慢の毎日じゃなく、ちょっとでも笑える時間を持てたらいいなって、思います。
また、訪問後には、サービスレポート(完了報告文)に、その日の様子を丁寧に記録するようにしています。
お仕事内容だけでなく、何気ない会話やご本人の表情など、「その人らしさ」が伝わるよう心がけています。
ご家族が読んだときに、安心できるように、できるだけ詳細に記録しています。
「自分の“好き”が、誰かの役に立つ」よろこび
——クラウドケアで働いて、新たに気づいたことはありますか?
たくさんあります。たとえば言葉が通じにくい利用者さんとどう関わるかを考える中で、自分自身と向き合う時間が増えました。
「どう伝えたらいいかな?」「この人にできることって何だろう?」って、いつも考えています。
おかげで、自分が本当にやりたいことが見えてきた気がします。
さきほどの、サービスレポートもそうですが、ぐっと集中して書くので、考える時間がとても増えました。
——最後に、これから介護の仕事を考えている方にメッセージをお願いします。
私は、好きなことを好きなようにやってきただけなんです。
でも、それが結果的に人の役に立てている。得意なこと、好きなことって、きっと誰にでもあると思うんです。
クラウドケアは、それを仕事にできる場所。
“ちょっとやってみようかな”で始めてみても、きっと新しい自分と出会えると思います。私もそうでしたから。

インタビューを通じて、塩澤さんが「人と関わること」を心から大切にされていると感じました。
多彩な経験を活かしながら、「楽しく、らしく、楽に」をモットーに、ご利用者さんの今に寄り添われています。
介護を「支える」だけでなく、「ともにつくる時間」として、どんな方にも居場所をつくる塩澤さん。
誰かの笑顔につながるならやってみよう! と飛び込む、その柔軟さと行動力が、地域の中で人と人をつなげる力となっていると、感じました。
塩澤さんのこれからのご活躍を応援しています。
(聞き手:けあむすび編集部 亀割)
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